ねっこのにっき。

思考の置き場所。

🍀Singles Tour #4 「桜color」

 

こんにちは!

GReeeeNのシングル紹介と称して、ひたすらテンション上げ上げで叫んでるだけの日記へようこそ。

 

読んでくださってる人がいるかどうかは分かりませんが、めっちゃ楽しいしウッキウキな第4弾です。

 

ただ、

曲の感想とか、こちらから一方的にお伝えする形になってしまうのだけはやっぱり少し残念なんですよね。やっぱりみんなはどう思うのかなって聞きたくなってしまいます。語り合いたい。

(集会所Notionのまとめ記事にある曲は、書き終わった後でみんなの感想見て勝手にその場にいた気持ちになってます。)

 

では〜、今回もいきましょうか。

 

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◉本日のご紹介

こちら!ででん。

桜color

 

“夢が照らす 僕らの明日”

不安でも、淋しくても、きっと頑張れる。

強くて、優しいGReeeeNの応援歌。

 

「桜color」です。

(キャッチコピーはGReeeeN Official HPより引用)

 

2013年2月27日に発売した19枚目のシングルです。

この曲はAOKIのフレッシャーズCMソングに起用されていました。そしてCD発売前の先行配信の際は、iTunesレコチョク(懐かしい響き)でダウンロード1位も獲得していたことから、GReeeeNの中でもかなり知名度の高い曲なのではないかな、と思います。聞いたことある人多いんじゃないでしょうか?

 

ちなみにこの時、DL1位になったことを公式さんがGReeeeN Official HPでとても嬉しそうに発表なさっていて、その様子が可愛かったのでCReWのみなさん見てみてください。

この時期のこのサイト、なんだか今以上に暖かみがあって良くないですか。

 

同じ時期に更新されたPVの紹介も…

あ、PVどうぞ。

「GReeeeN - 桜color」on YouTube

 

PVの紹介もなんだか熱が入っていて、当時の担当さんはきっと素敵な方なんだろうなぁって勝手に思いました。

 

 

実はこのシングル、とある重大発表が歌詞カードの裏面に記載されていて、盤を購入した一部のファンが騒然となったっていう、ちょっとした事件もあったそうなんですよね。

 

発表の内容というのが、

メンバーの出逢いの場、そして長らく拠点であった福島県郡山市から、HIDEさん・naviさん、92さんの3人がそれぞれ北海道と沖縄に旅立つ、というものでした。

 

さっき、初回限定盤の封を開けて実際にこの発表の文言を読んだんですが、4人の決意の強さが滲み出ていて、そして郡山市への、ひいては福島県への深い愛が感じられて、じんわりとしました。

 

今でこそ、クラウド上のやり取りで楽曲を作ることなんてありふれていますが、当時はまだまだ発展途上だったインターネットシステムで、ましてやグループ内のメンバーたちが全国各地に、しかも北海道から沖縄にまで散らばって活動しているグループなんて他に居なかったでしょうから、それはそれは大事件だったと思います。

 

今となってはそれがGReeeeNの当たり前になっていて、というか、離れた場所にいる同士でも楽曲制作ができるなんて業界全体でも当然のことになっているので、

デビュー当初から、異例な活動形式で覆面アーティストの先駆けであった彼らは、インターネットを駆使して活動する音楽グループの先駆けにもなったという…。

 

(そう謳われていた時期もあったなぁと…。なんだかしみじみ…。)

 

あと、やっぱり行かないとな、郡山。早急に。

扉も手形も足跡も………もう…今すぐにでも…目にしたい…触れたい…開けたいし背中押してほしいし写真撮りたい…。

 

あ、ちょっと余談ですが、ホントにさっき開けたんです、初回限定盤の封。

かなり前に買ってはあったんです、未開封品。でも勿体無くて開けてなかったんです。でもでもこの記事書くなら実際に触れないと、ということで…。

 

なんかやっぱり未開封品には魅力を感じざるを得なくてですね…。こういうとこ無駄にちょっとコレクター気質あるよなぁ、と…。

 

話を戻します。

 

そんなこんなで、GReeeeNにとっても節目となるようなこの曲、元いた場所を離れて、新天地で始まる人生に対する決意の曲。今のこの季節にピッタリだし、もちろんそれ以上に魅力溢れているので、たくさん語っていきたいと思います。

 

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◉個人的好きポイント

この桜colorという曲、先ほど書いたように、新しい生活に際して、元の居場所から旅立つことを歌ったものなんですが、

そういうタイミングって、100%前向きかどうかって言われると、そんな人は少ないと思います。大抵は不安や寂しさなんかも入り混じっていますよね。

この曲はそんな心情にドンピシャリとハマる部分が多くて、というか、ずっとピッタリハマってて胸が苦しくなるほどなんですよね。

聞くたび表現力の高さにただ平伏すばかりです。

 

まずは、そんなドンピシャリな歌詞たちをご紹介していきたいと思います。

 

「桜の花が咲きました」 この街でも同じ色で

まだ見慣れない景色の中 淋しさこらえ 笑ってみるよ

一番初めの部分。「桜の花」は「この街でも同じ色」なのに、「景色」は「見慣れない」っていう対比が綺麗で綺麗で、そして切ないです。

加えて、淋しさをこらえてるだけじゃなくて、笑ってみせてるというところ。ただセンチメンタルなだけではなく、しっかり前を向いていて、ちゃんと前を向いているんですが、確かに後ろ髪を引かれているのが本当に切ない。

 

初めての街 初めての春 この街で「これから」を歩いてく

君としばらく 逢えなくなるけど 目一杯 精一杯 駆け抜けてくんだ

程よく韻を踏みながら、そしてやっぱり気持ちの奥底では後引くものを感じながら、それでも進んでいこうとする気概。唇をギュッと結んで、ぐいと顔を上げて、涙か期待か、キラキラと揺れる瞳、そんな表情が浮かんでくるようです。

最後にはメロディも一気に上がって、サビに繋がっています。ぐわぁああ。

 

color『今はさよなら』 あの日から追い続けてる

咲くのならばこの街で そう決めて 見上げた 桜(さくら)

サビです。タイトルをサビ冒頭の歌詞に落とし込んで大々的に歌ったあと、

の、

『今はさよなら』。

「さよなら」なんですが、「今は」なんですよね。本当はずっと一緒にいたいぐらいなんです。離れたくないけれど、避けられない別れに対して、「今は」と言っておく。"いつかは" また必ず逢えるなら、と。

冒頭からずーっとですが、なんとかして、なんとかして前に進もうとしている様子に胸が何度もキュッとなります。ただサビはA-Bメロより色々込めないといけないので、「咲くのならば」「そう決めて」「見上げた」と未来に目を向けた力強い言葉を並べていっています。

 

が、しかし、

「あの日から」という言葉、ずっと追い続けてきた夢に向かうための別れだと窺えますが、それと天秤にかけてグラグラと揺れ続けるほど、元いた場所もまた大切な大切なものであること、そんな状況が見えて、ここの歌詞たち自体は前向きなはずなんですが、やっぱり切なさが増します。

 

そしてその後、桜と自分を重ねて決意を更に固めてもいる、というところも、

サビの締めとしてこれ以上ないぐらいカッコいいんですよね。

 

歌詞の内容からは話が逸れますが、引用部分につけた太文字下線部の部分、メロが同じになってる部分なんですが、めっちゃ韻踏んでるんですよね。これがキャッチーもキャッチー、耳触り良すぎなポイントなんです。そしてこれだけ韻を踏んでいるのに、前述の通りメッセージもブレていないし、さらにカッコいい。カッコいい…。

太文字じゃないけど下線になってるところは、メロ違うけど韻踏んでるところです。どひゃー。

 

 

あ、コレは余談というか曲自体からは少し離れたファン目線の話なんですが、

こんなふうに曲を聴いていると、当時のGReeeeNの、郡山が大好きで大好きな気持ちとか、みんなで過ごした時間を惜しむ気持ちとか、これからのことに対する不安とか、それでも僕らは進んでいくよっていう姿勢とか、そんな姿勢を見せて私たちにまで勇気をくれるところとか、そんなことを感じられて堪りませんし、そういう考察がもう止まりません。

 

…止まらない勢いで1番についてだけでわんさか語ってしまいましたが、

 

歌詞だけでこんなに矛盾と葛藤で溢れているのに、アップテンポさとマイナーコードの多用っていうところでも雰囲気にパラドックスが生まれていて、やっぱり天才だこの人たち、と思った次第でした。(音楽理論的なことはど素人なのでここまで。)

 

 

さぁ、上記以外で、数ヶ所について色々書いて今回は終わりにしますね。

 

まずは歌詞サイト貼っておきますので、全貌をどうぞ。

桜color /GReeeeN 歌ネット

 

◉2番の歌詞

「あの夕焼けも あの坂道も」とありますが、思い出の風景として夕焼けと坂道を挙げてくるところが、そういうところGReeeeNだなぁと思います。エモいです。

どちらもありふれた日常の中にある景色ですが、だから誰の思い出にも当てはまるし、そんな誰しもがふと思い出す何気ない日常の中でも、さらに特段に何気ないものだからこそ、最も美しく思い出される過去の象徴としてピッタリなんですよね(伝われ………語彙力…)。

 

◉落ちサビの歌割り

落ちサビの「桜color まだ見ぬ日々を 照らすから 見つにいこう」の部分。

ここの歌割りが不思議でですね、前半はHIDEさんnaviさんのお二方で歌ってらっしゃるんですが、「照らすから 〜」でnaviさんお1人になるんです。その間HIDEさんは「を〜〜〜」と、ロングトーンで歌ってらっしゃって、その後「僕らなら〜」で主旋律に再合流する…という。

ちょっとこのパターン他にないなって思ったので、何を表そうとこうなったのかな、って少し考えました。

その結果得られた私の見解としては、

naviさんお1人のパートは離れ離れになる相手からのセリフで、お2人のパートは自分と相手、離れ離れになる同士で共通の想いの部分を歌ってるのかもなぁ。

という感じ。

皆さんはどう思いますか。

 

◉というか落ちサビ

私は落ちサビが好きだからGReeeeNを特に好きになったのか、それともGReeeeNを聞き続けたから落ちサビがこんなに好きになったのか。(初回〜前回までの記事をご参照いただければ🙇‍♀️)

 

◉そこから大サビへの勢い

曲の中で今までずーっと、後ろ向きと前向きのミックスでぐらぐらとしていた気持ちが、落ちサビでぐっと「惜しみ」に傾きます。心の底からの淋しさや悲しさが前面に出てます。そしてそれを十二分に出して、出したからこそ、その後には前を向いていける、みたいなことってあると思います。落ちサビでそれが果たされて、大サビにも向けて、「さぁ」という気持ちを強く持てる状況に繋がるんですよね。そこにあのスネアの勢い。互いそれぞれの道へ、決意を固く、潔く、あるいはそう装って、駆け出していくような…。

(でも大サビまでしっかりメロディは切なくて淋しくもある…!くぅぅ…!!( ;  ; ))

 

◉アウトロ

「また逢えるから」と、加工された声でHIDEさんが歌っています。

(こういうの意外と、歌詞あったんだ、とかって聞き逃してる人多いですよね。(余談) そもそも、たまぁにでるこの加工の音声でアクセント付けられてるの私好きでですね、なんでって言われたらなんかあんまり分かりませんが。)

この「また逢えるから」っていう希望的観測ともいえる言葉の後で、アウトロのいっちばん最後の着地の音が、着地点にしてはめちゃくちゃ不安定な音になっていて、最後の最後までやっぱり揺れ動く心の様子が出ていて、とことん、とことんそういう曲なんだなぁと。

 

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えぇ〜、うわ、長すぎですかね、今回?

なんか回を追うごとに長く…?笑

 

いや、もう長い長くないの話は金輪際やめにしましょうか…。笑

 

読む時間があった方だけが読んでくださったならそれだけで幸いですし、

そもそも書いてるだけで自分が楽しいし、

長く書けたらそれだけ何かになったってことで、

長く書けなかったとしてもそれは、頭の中のことを語彙に繋ぎきれなかったっていうだけで、

どの曲も全力で好きなことには本当に変わらないですし。

 

はーい、では以上が桜colorの紹介でした!

 

わぁーうー、時期もあって状況もあって、刺さる曲でした、しゅん…。

 

春が来るなぁ。

 

 

さ、

次回の記事は割とすぐ上がるんじゃないかなと思ってます、よければ読んでみてくださいなー!

 

と、いうことで!

 

また!

m(_ _)m