ねっこのにっき。

思考の置き場所。

🍀Singles Tour #17 「キセキ」

 

こんにちは!

最近、友人との間で聞いたりネットで見かける話なんですが、「今年がもう半分…(終わった)」っていうやつ。そんな空気がよく流れてますが、それって6月が終わった時の話じゃない?って心の中でずっとツッコんでます。

みんな気が早いなぁ。

 

ということで(?)、もう盛大に遅刻をしているこの記事はせかせかせずに丁寧に書き上げてアップすることにしていました。

その結果6月になってしまいました。

 

まぁこの勝手な連載を1年通してやり切ることが第一の目標なので、それ以外は二の次と考えます。

 

________________________

 

◉本日のご紹介

こちら!

キセキ

GReeeeN 7thシングル「キセキ」。彼らの代表曲の中でおそらく最も有名なこの曲。幅広い世間に認知されていて、GReeeeNの代名詞的存在でもあり、もちろん私たちファンにとっても本当に大切な一曲です。

発売されたのは2008年の5月28日でした。

 

TBS系の大人気連続ドラマ「ROOKIES」の主題歌として書き下ろされたのですが、この曲が生まれるまでの背景には、知る人ぞ知るエピソードがたくさんあることをご存知でしょうか。

 

GReeeeNは現在、メンバー4人全員が歯科医師として働きながらアーティスト活動を行っていますが、デビュー当時(2007年1月)はまだ歯科医師になるため勉強中の学生でした。

キセキの発売はその1年と少し後なわけですが、メンバーのうち3人が、シングル発売年の2月に歯科医師国家試験を受けることになっていました。この国家試験は、自身らの目標であった歯科医師になるための資格を得るための、言うなれば人生の大一番です。が、主題歌の依頼が来たのはその1〜2ヶ月前だったそうなんです。もう試験に向けて追い込み真っ只中の時期でした。

ドラマのタイアップとなるとテレビ局側から締め切りの設定があったりして、スケジュールがタイトになるはずですが、彼らはこの話を受けます。

そこからメンバーは、前述の通りとてつもなくハードでタイトなスケジュールに追われます。碌に睡眠も取れない中、ない時間を削り、作り、プロデューサーのJINさんと協力して制作を進めていきました。それだけでも相当に凄いエピソードなのですが、なんと提出の締め切り直前になって、歌詞を丸ごと書き直すという事案が発生しました。そしてそれはテレビ局側からの要望があったから、とか何らかの圧があったわけではありませんでした。形になりつつある曲の全体を見て、本人たちの中で何か納得がいかない部分が見えたんでしょうね。

そんな事がありながら、それでもなんとか作り上げ、テレビ局へ提出。さらにその後、国試を終えてすぐのボロボロの身体でレコーディングに入り、またも締め切りギリギリに「キセキ」は完成したのですが、

 

…なんだか、私の口から語ってもどこか薄っぺらなので、もっとより詳しく正確に知りたい方は前回もご紹介した書籍「それってキセキ ~GReeeeNの物語~」をご参照ください。

(他にもメンバーのブログとかソース色々あったかもしれません、ちょっと探しきれてないです、すみません〜…)

 

話を変えます。そんな風に生まれたこの素敵曲なんですが、もちろんMVも素敵です。

GReeeeN - キセキ on YouTube

「今日の夜は流星群が見られるでしょう」___そんなある土曜日、祖父母と両親と姉弟で暮らす一家の、それぞれの "愛" を描いた物語…

のようなMVかな、と。

ROOKIESに絡めて(少年)野球のシーンがあったり、THE 青春な展開があったりもします。そしてなにより楽曲の終盤辺りの展開は、見ていてついつい涙ぐんでしまいますね。とても暖かい気持ちになります。

 

そして(「遥か」の記事」でも同じ話になったのですが)、このMV、未だに再生回数が伸び続けていて、いつ覗いてもコメント欄が更新されているんですよね。さっきも実際に。

コメントの内容もほっこりするものばかりで、なんだか見ていて嬉しくなってしまうような感じでした。

再生回数でいうと現在(2023年6月3日午前11時ごろ)は、8252万回再生されています。いつか1億再生に届いてほしいなぁと思います。

 

.

1億回突破したらまた界隈がお祭り騒ぎするだろうな、あ、そういえばチャンネル自体の登録者数がいつの間にか80万人を超えていて驚きです。この前(って言うとちょっと語弊があるかな…昨年の12月ごろに)70万人突破したよってお祭り騒ぎしてたので、こちらもいつか100万人突破してフィーバーしてほしいですね!

Googleアカウント増やそうかな!!!

.

 

あ、そしてこの曲の話をするのに忘れちゃいけないのがギネス世界記録の話です。

この「キセキ」という楽曲は「Best selling download single in Japan (日本で最も売れたダウンロードシングル)」としてギネス世界記録に認定されているんです。

"世界記録" の機関から「日本で1番」と認定されている…というとなんだかインパクトに欠けますが、

GReeeeNが初めてオリコン1位を獲得したのはこの曲だったみたい(愛唄じゃなかったの個人的に驚き)ですし、当時のヒット指数だった(であろう)着うたでのダウンロード数は、いろいろひっくるめて590万を越えていたようです。さらに着うたフルだけでもミリオン(100万)ダウンロードの突破が史上最速だったとのことで、いろんな面から見ると、この曲の凄さはやはり浮き彫りですね。

 

この記事を書くために改めて、この曲についてたくさんの情報を集めてみたわけですが、こうしてみるとやっぱり「キセキ」という楽曲の強さは凄まじいです。

 

たくさんの人に愛されて、長く広く認知されて、今でも毎年ライブのセトリに入りますし。

 

そうそう、whiteeeenが「キセキ〜未来へ〜」としてカバーしたのも話題になりましたね。

そしてカバーといえば、映画でGReeeeN役を演じた菅田将暉さん、横浜流星さん、成田凌さん、杉野遥亮さんたちが「グリーンボーイズ」としてカバーしたのもとてもとても素敵でした。

またあの4人が集まってるのもみたいなぁ。

 

 

…うーん!

まだまだ書けそうな情報ありますが、だんだんだらだらしてきたのでここで切ります!次は中身の話ー!

 

________________________

 

◉個人的好きポイント

曲の内容の感想については私個人の独断と偏見まみれでいつも語らせていただいております。今回もいつもどぉーりいきます。

まずは好きな歌詞から!

君のくれた日々が積み重なり 過ぎ去った日々2人歩いた『軌跡』

僕らの出逢いがもし偶然ならば? 運命ならば?

君に巡り合えた それって『奇跡』

1番Bメロですね。タイトルの「キセキ」の回収の箇所です。

「軌跡」と「奇跡」という言葉、その両者を全くもって自然に取り入れて、一つの曲のキーワードとして昇華しているこの箇所。よくよく考えると本当に本当に難しいことなさってるなと思うんです。それでこんなカッコいいし…沁みるし…この部分の歌詞を書いていた時のGReeeeNさんの頭の中を覗いてみたいです。頭をどう捻ったらこんな素敵な詞が書けるっていうんでしょうか。

あとこの「それって『奇跡』」というパワーワードをここに入れ込んでくるところですよね。こんな強い言葉「サビに持ってきてやろう」なんて思わないこともないじゃないですか。でもそうしないのがGReeeeNさんだなぁと。ポップさの中のオシャレさが隠しきれてないです。

 

アリガトウや Ah 愛してるじゃまだ足りないけど

せめて言わせて 「幸せです」と

サビです。

この歌詞についてたくさん語りたいのですが、語りたくて話したくて仕方がないんですが、いま全くまとまりそうもなくて頭を抱えています。

"「アリガトウ」や「愛してる」では言い足りない" ってところが特に……。こんな表現は彼らにしかできなかったと思いますし、彼らからしか受け取れないと思います。世の中には "感謝" や "愛" を伝えるための歌がいくつあると思っているんでしょうか。彼らはそんなところには留まらないんです。ここにGReeeeNのラブソングの多くに共通する魅力がなにか詰まっていると思います。

更に、です。上記の2つの言葉を以ってしても表現しきれなかった気持ちから、なんとか出てきた言葉が、「幸せです」というところも深いです。

当人は「せめて言わせて」という前置きをしてこの言葉を発していて、それをそのまま受け取ると、確かに「幸せ」という表現は個人的感情に過ぎませんし、一見するとこのセリフはただのエゴのようにも聞こえてしまうので、そんな言い草も分かるんですが、本当はそうではなくて、「アリガトウ」でも「愛してる」でも言い足りない中で現れた「幸せ」というこの言葉(気持ち)は、"感謝" や "愛" を超えるものとしてこの歌詞の中では扱われているのかなという風に感じました。

一旦、現場からは以上です。

 

うまく行かない日だって 2人で居れば晴れだって!

強がりや寂しさも 忘れられるから

君がいるから 生きていけるから!

だからいつも そばにいてよ 『愛しい君へ』 最後の一秒まで

こちら、無理やり繋げましたが2サビの前半と大サビの後半です。

ここは本当にすごく個人的な感想になるんですが、ファン(というか私)がGReeeeNに伝えたい言葉ばかりココに並んでいるんです(と思ってます)。そんなフレーズがGReeeeNさん側から飛んできてしまっているという事態。なんたることでしょうか。この部分はLiveで聞くとより一層破壊力が増して、とんでもないです。GReeeeNという存在に生かされてきた人たちにとって(特に後半の歌詞)は、本当の本当に心の奥底から叫んで伝えたい気持ち。ライブでの声出しが解禁になり、そのありったけを自分の身体から発することができた時は、本当に心が震えたものでした。

 

それでは歌詞についてはこの辺りで。

歌詞の全文はこちらをご参照ください▶︎▷ キセキ /GReeeeN - 歌ネット

 

それでは、ここからは歌詞以外でこの曲に対する感想をつらつらと失礼いたします。

 

◉イントロ

優しさ全開な音色とメロディ。こんなに優しくて暖かいイントロ他にないんじゃないかと思うぐらい、もう冒頭からポカポカじんわりした気持ちに包まれます。涙ぐんじゃうぐらい。

 

◉HIDEさんの歌い方

いつもに増して、というか、他の曲と比べるとより抑揚重視で歌ってらっしゃる感じがします。曲自体はとても綺麗めだと思うんですが、HIDEさんのこのどこか荒々しさまである歌い方のおかげでお高くとまる感じもなく、真っ直ぐに響いてくるんじゃないかなと。

それこそ2番のサビとか力込めて歌われててグッッッッときます。

 

◉ラップパート

同上の理由で、だからこの曲はこんなに良いんだよなぁと思いつつ、

全体的に "愛" について唄っているこの曲の中で、"恋" っぽい描写が突然現れてるってポイントもびっくり胸キュンです。

後シンプルにHIDEさんのflowやっぱカッケェです。

 

◉Cメロのnaviさん

ここがヤバいの最早常識じゃないかって思い始めるぐらい聞くたびやられてます。ぐへあ。

 

◉大サビで2展開

大サビがすぐに終わらない!!ぐりんさんは転調やブレイクで盛り上がりの展開をつけることが多いですが、この曲はそれがなくとも大盛り上がりですね。彼らが無闇矢鱈に転調やブレイクを曲に挟み込んでいるわけではないのが分かります。つまりはやっぱこの人ら天才やわなんなんそれってことです。

 

◉大サビのメンバー全員のハモリ

綺麗すぎやしませんか。1サビ2サビよりもこの大サビは4人ともの声がしっかり聞こえる旋律・Mixになっている気がします。心地が良すぎます。

 

◉Liveで現れる落ちサビ

まだ声出しができなかった時、その時はその時で92さんSOHさんの美し低音ボイスを全身で浴びまくれたの良かったよなぁと思います。

 

◉「最後の一秒まで」の例のアノ動き

毎年恒例になりそうな感じがしますね。なってもならなくても、もう脳内の記憶だけで幸せいっぱい人間です。

と感じるとともに、エゴサの鬼の鬼っぷりが発揮された部分なんじゃないかとも思います。ひぇえ〜〜〜〜。

 

 

________________________

 

はい!この曲についてはあまり雑に書き上げたくなかったので、なかなか時間をかけて完成できてよかったなと思います。

 

しかし5月中に上げたかった記事があと1つ残っています。

幸い6月はシングル発売日がまばらなので頑張って元のスケジュールに追いつきたいと思います〜!

 

 

それでは本日はこの辺で!

 

お疲れ様でしたm(_ _)m