こんにちは!
すっかり5月ですね。GWも終わって、「五月病」なんて言葉をチラホラと聞くようになってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
なんやかんやに負けず、なんとか踏ん張っていきたいですね。
さて、では本編に参りましょう。
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◉本日のご紹介
こちらになります。
2013年5月15日発売、21stシングル「HEROES」。
早速、話が少し逸れてしまうのですが、このシングルに関しては、表題曲だけでは本当に本当に語り足りなくて、カップリング曲の「未完成ing」がいかに良い詞なのかって話をしたくてたまらなくて、でもカップリング曲は今回の記事では紹介対象外なので、泣く泣く「ぜひ『未完成ing』も聞いてください」というお勧めのみ、ここでさせていただきます。
はい。
こちらのシングルの表題曲「HEROES」は読売・日本テレビ系ドラマ「でたらめヒーロー」の主題歌となっていました。このドラマの主演は佐藤隆太さんだったようで、Rookiesみのある組み合わせでなんだか縁を感じますね。
ドラマのあらすじを調べたところ、
ダメ人間だった主人公が、ひょんなことから10分間限定で超人になれる飴を手に入れて、それを知った幼馴染にヒーローに仕立て上げられて色々な事件に巻き込まれる中で成長をしていく…
というものだそう。
「HEROES」の曲の方の内容も、初めは頼りなかった「僕」が"ヒーロー" になるべく、もがきながら健気に奮闘する姿を描いたようなものになっています。
主人公を応援したくなるような展開でもあり、自分自身の非力さに思うところがある人にとっては、心に刺さるものがある曲だと思います。
そんなこの曲なんですが、
今回この日記を書くにあたってドラマの内容を初めて知って、改めてGReeeeNは主題歌のタイアップに強すぎると感じました。
アーティストにもよると思うんですが、タイアップ曲ってファンからはあまり好かれない節があって、というのも、作品やタイアップ先に寄り添った曲作りの中で、そのアーティストらしさが失われてしまう場合が多々あるんです。
なんですが、GReeeeNのタイアップ曲はそのドラマの趣旨をかなりしっかり取り入れながらも、自身の作品としても魅力を失わずに、ファンから長く強く愛されているものが本当に多いです。
楽曲の制作過程を知ればそのワケも少し分かりそうな気がしますが、それでも凄いことだと思います。
(制作過程というか、タイアップのお話が来た時の流れの話なんですが、相手側の要望を聞いて、それに合うように"既にある程度形になっている"デモを選ぶんだそうです。)
どの曲も根っこがちゃんとGReeeeNなんですよね。
MVもGReeeeNらしさに溢れていて好きです。
隕石がよく降るようになった世界で、隕石撲滅に1人奮闘する、超能力を持った女の子と、その幼馴染の男の子のお話。
それではこの曲の好きなところをざざっとご紹介していきます。
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◉個人的好きポイント
とってもとっても良い歌詞ばかりです。今回も抜粋に苦労してます…。
へたくそないい訳ばかりを繰り返してきたのに
それでもずっと 君は待ってくれたよね
1番Bメロです。
私はこの曲を一つの物語のようにずっと聞いているようなところがあって、ここはその中で好きだなと思った部分です。
曲中の主人公である「僕」の気持ちや現状、そして「君」の人柄とか、2人の関係性が、この2行だけでたっくさんのことを汲み取ることができます。
他にもそんなフレーズはありますが、ここは特に、不器用そうな"僕"の不器用ながら真っ直ぐな気持ちも伝わってきて、心が暖かくなります。
きっと僕ら生きてく中で 人を疑ってみたり 自分に嘘ついたり
重ねた言い訳の数だけ 誰かを守る力 無くしてく
2番Aメロです。
ここの歌詞はGReeeeNの根底にある大事な、そして基盤的な部分を表したものなんじゃないでしょうか。
これ以上の言及は控えておきます。
成りたい自分はほら 君に誇れる僕だと気づいたよ
Cメロのこの部分、字面では「君」が相手になってますが、個人的には、この「君」を "他人" に限らず "自分" に置き換えて聞いたりもしてます。こんな風に "誰かに誇れる自分" を目指している人間が1番かっこいいと思います。
弱さも知ってる 僕もあなたも 誰かのHERO
いちばん最後のフレーズ。
"ヒーロー"っていうとやっぱりどこか架空的で、自分とは遠い存在だと感じる人が多いと思います。そんなに強くない、力がないから、と。
でも彼らは、"弱さを知ってる人" が「誰かのHERO」になり得るんだ、と言うんです。彼ら自身がそれを体現しているので、この歌詞を聞くたびに自分もそう在りたいな、と強く思ってしまうんです。
歌詞は以上です、ここから下はそれ以外の部分について!
◉ピアノ
1番も2番も、サビに入るまではほとんど "ピアノメイン+ちょっとパーカッション" になっているんですが、こういう構成ってありそうで中々ないんですよね。このピアノが儚くも芯のある旋律で、聞いていると胸がキュッとなります。
◉サビ
上で話したようにサビに入るまでは音数がとても少ないんですが、サビに入った瞬間の爆発力が凄いんです。音数も増えて音圧も増えて、メロディの音域も数段高くなって、「これがサビだよなぁ」という高揚感に包まれます。
でも、そんなサビの前にきちんと盛り上がりの段階は踏んでいるので、展開として突飛すぎないところもしっかり良いなと思います。
◉1番のサビの終わり
ここがnaviさんのパートになっているのが個人的にツボすぎますし、その後に92さんのラップで味変が入るのも好きです。
◉展開
冒頭から大サビに向けて、物語としての展開が好きです。1番はずっと主人公の情けない様子が垣間見えている感じなのですが、2番〜で色々な気づきを経て、大サビの歌詞での主人公の勇敢さを目の当たりにする時のあの衝撃と感動といったらないです。
◉大サビ
大サビがそれまでのメロとは変わってるんです。それも、"後半にちょっと違う展開を加える"とかならよくあると思うんですが、入りから違うんですよね。高音がスパーンと響き渡っていて、想いの強さと切実さにとてもグッと来ます。
◉「もう泣かなくていいんだよ」
の、HIDEさんの歌い方ですよね。力を込めて、気持ちを込めて歌われていて沁みますし、この歌詞でそんな演出を仕掛けてくるあたりやっぱりこの方は色々ズルいです。
◉大サビ前にブレイクもありましたね。多弁無用でしょう。
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さて、では紹介はココまでで終わりとしますが、
なんだかちょっと拙い気がします今回…_(:エ」∠)_
まぁ、時間を少しおいてからぼちぼち書き直しも試みてみることにします…。
そしてやっぱりこのシングルのB面(カップリング)についてはいつかどこかに書いておきたいです。書きたすぎてうずうずします。
あ、あとこの曲を皮切りに、5月はシングル誕生日ラッシュがありますのでまたすぐに更新あると思います。
果たして間に合うのか。
それでは今回はこの辺で、
また〜m(_ _)m