さっきまで見てた夢が衝撃的だったので、今すごい感情がザワザワしています。ちょっとザワザワしてたまらないので書き残します。
ネガティブではないです!むしろポジティブ!
どんな夢かっていうと、自分が死ぬ夢です。(これはポジティブな内容の記事です。笑 大丈夫です、吉夢らしいですし。)
結構いろんな種類の夢を見てきたと自負しているのですが、おそらく人生で初めてこんな夢を見ました。
夢の中の場所や時間設定はすごく曖昧でよく分かりませんでしたが、暗い場所でした。
そして状況もよく分かりませんが、「今日死ぬ予定の人がもう1人足りないぞ?」という話の流れになりました。本当によく分からないけど。夢あるある。
それに対し、自分から「私ですか?」と名乗りをあげる私。何してんねん。
恐らく冗談も交えてそう言ったつもりでしたが、見知らぬおじさんの「おぉ、そうだ」という返答に絶望しました。
(え?死ぬやん。死ぬのか。)
呆気に取られていたら、どこからともなくケルベロスが現れて。私の前でゔゔ、と唸りました。
私「痛いのは嫌やから一気に行ってな。」
知らないおじさん「後処理は俺がやっとくから」
私「はい〜」
そう言って私はやけに素直に頭を差し出しました。
ガブ。
首を噛みちぎられ、痛みも感じることなく死にました。
普通なら、というかいつもの感じならこの辺で目が覚めるんですよね。蜂に刺されそうになった夢の時も、高いところから落ちそうになった夢の時も、「痛い思いをする」瞬間になった時に、「やだ!!( °-° )」って目が覚めることが多いです。
でも珍しく今回はそこで目が覚めずに、しっかり(夢の中で)幽体離脱して続きを見ました。
幽体離脱した後は場面が切り替わって、家の寝室にいました。私は自室で寝てるので、そこは自分の寝室ではないですが、父、母、妹と猫がいつも寝ている部屋。
何故か妹も死んでしまった展開になっていて、2人で布団の敷かれた寝室に座り込んでいました。父と母は寝ていて、猫は近くには見当たりませんでした。
私「死んじゃったなぁ。」
妹「なぁ。」
私「いつまでここに居る?」
妹「え?」
私「いや、やっぱしばらくは色々見たいやん、けどずっとここに居るわけにはいかへんやろ?」
なんて変な会話をしました。
なんか死んだ瞬間なのにもう「今後どうしよう」的なこと考え出してるし、なんでそんなあっさりしてるんやというぐらい自分が死んだことを何とも思ってない様子でした。というか妹も父も母もなんか重苦しい雰囲気ではありませんでした。みんなあっさりしてた。
そこで生きている母が「そうやなぁ」と返事をしてきて、なんと私たちのことが見えているのが判明。「見えるん!?」なんて幽霊としてはベタベタな反応をした後に私は、以前から現実でも気になっていたことを母に託すことにしました。
自分の人生が突然終わりを迎えた時、それを知らせないといけない人たちにきちんと伝えられるようにしておかないと、ということ。
父にも母にもあまり自分の交友関係をおおっぴらに詳しくは話してはいないので、このままだと、私が死んでもそれがきっと伝わらないままの人がいてしまうんじゃないかって思うんです。
さすがに知らぬが仏とはいかないでしょう。
知らぬ間に仏…?
あ、いや、なんでもないです。
そんな風に、誰かに伝わらないかも、というのが嫌で私は、母に改めて自分の交友関係について説明し始めました。私の死を知らせてほしい相手を。
一通り説明し終えて安心した私は、なぜか死んでいるのにお手洗いに向かいました。
そして「何か便座の蓋がやけに重いな、あ、幽体やからか(理屈はよく分かりませんが夢の中ではそういうことらしかったです)」とか変なことを考えていたら、
そこで目が覚めました。
その瞬間、今までにない感情に襲われました。夢の中では自分の死についてあっさりしていましたが、起きた瞬間、アレが夢だと分かった瞬間、心の底から安心したんです。
起きてから振り返ると、実は夢の中でもめちゃくちゃ悔しかったのに、それを隠していたような気がします。
とにかく、これまでにないレベルで「夢で良かった」と思いました。
やりたいことまだまだたくさんあるし、行こうって約束した場所も、遊ぼうって約束した人も、伝えたいって芽生えた想いも、いっぱいいっぱい残ってる。
死んでなかった。生きてた。アレもできる。ココも行けるのか。よかった。よかった…。
現実の生活の中で「九死に一生を得る」なんて経験はなかなかできないでしょうし、できれば経験したくないですが、それを経験した人ってかなり強くなれそうとは思いますよね。
人生への向き合い方が変わると思います。
今日の夢のおかげで、欠片ほどですがそれを経験できました。
「生きてる」って本当に素敵なことで、
「死んでしまう」と本当に何もできない。
当たり前だけど、忘れちゃいけないこと。
人なんていつ死ぬかわからない。明日生きてる保証もない。
でも人生そう簡単に終わらせてたまるか。生まれて初めてそう思いました。
目が覚めて数分後、頭の中に流れた歌が2曲あります。
フラワーカンパニーズの「深夜高速」と、
SUPER BEAVERの「27」。
それぞれ思い浮かんだ部分の歌詞を載せます。
まず一曲目。
「生きててよかった 生きててよかった
生きててよかった そんな夜を探してる」
♪深夜高速 / フラワーカンパニーズ
つもりはなかったのですが、そんな夜を私も探していたのかもしれません。
歌詞の場面と私の今の状況に少し差異はあれども、実生活の方では「生きててよかった」と思うタイミングも今年に入ってから増えてて、この歌を教えてもらった時の自分に会いたくなりました。
そしてもう一曲の方。
「もはや終わればと思った 挫折もあったな」
「できれば死にたくないな 大人になったんだ」
♪27 / SUPER BEAVER
この2フレーズが頭を駆けました。
部分的すぎですね。
小中高のとあるタイミングでも、昨年も、人生が下り坂になると「希死念慮」が私の中によく現れます。というか、気を抜けば割といつでも顔を出す厄介者ですが、こいつと一緒に生きてきた私は今まで、「終わればと思った」瞬間なんか山ほどあったし、「死にたくない」という気持ちがあまりよく分かりませんでした。
なんなら昨日までよく分かってなかったかも。
しかし先ほどの夢。今回で、もしかしたら人生で初めて「死にたくない」と思ったかもしれません。大人になったのかどうかはちょっと分からないですけれども、自分の中に入ってくる日が来ようとは思っていなかったこの歌詞が今日、今、私の中で本物になりました。
「生きてた。よかった。」
タイミングというかきっかけは変である気がしますが、こんな気持ちになれる経験はなかなかできないと思うので、書き残せる場があって良かったと思います。
さぁ、変な時間に目が覚めてどうしようかと思っていましたが、コレを書いていたら起きる予定の時間になりました。
今日も全力で生きます。
では、
またいつかm(_ _)m